仕事をやめることにしました。

3月末をもって、社内ニートを卒業することになりました。

いろいろな出来事がありすぎて、まだ頭のなかがごちゃごちゃしているけど、

少しでも考えの整理ができればと、筆を執っております。

 

【継続は力なり】

この言葉を胸に、これまで26年間、人生を歩んできました。

趣味のお箏も、中学生の頃から部活動で、あるときは部長として、あるときは会計担当として大変な思いとプレッシャーを背負いながら10年間頑張ったし、大学では塾講師のアルバイトも、人見知りの自分と向き合いながら勤めあげました。

自分の武器は「継続力」だと思っていました。

実らない努力はない。どんなきっつい経験からも学びはあるはず。

 

そんな私が、4年間勤めた温室のような職場を自ら退職して、

社内ニートならぬ本物のニートになるというのは、

当時は考えられなかったし、決断するまでに長い時間を要しました。

 

以前の記事で書いたことがありますが、

社会に出てから、ほんとうに大変な思いをしてきました。

同僚とあわず、他部署との板挟みにあい、キャパオーバーの仕事を任され

鬱になり、休職し、復職し、自律神経失調症を発症しました。

 

それでも、上手くいかない原因は自分の心にある。

そう言い聞かせて、ここまで頑張ってきました。

眠剤を飲んだら眠れないことはない。胸痛も息苦しさも、耐えられないことはない。

もっと辛い思いをしている人は世の中にたくさんいるんだから、

皆の前では辛そうな姿を見せず、普通にしていなければ。

…そう思っていたし、それが正しいんだと思っていました。

 

でも。昨年の年末に、おそらく自律神経失調の症状で胃腸を壊し、

ごはんが食べられず、脳貧血になり、家族との時間を楽しむことができず、

涙が止まらなくなったとき。

ぷつんっと、張りつめた糸が切れてしまいました。

 

健康より大切な資産はない。

そのことを腹落ちレベルで理解しました。

 

そこからは、必死で現職を離れる方法を考えました。

ほんとうは転職先をきめてから辞めたほうが良いんだろうけど、

そんな余裕はありませんでした。

とりあえず、失った健康を取り戻さなければ。

 

年明けには、必死で引き継ぎマニュアルを作り、

退職後の手続きについて検索し、

親にも告げないまま、上司を呼び出して辞意を伝えました。

 

2回の話し合いを経て、退職の意志が認められたいま、とてもすっきりしています。

 

振り返ってみて思うことは、

同僚や上司、職場そのものに恨みがあるわけではないけれど、

この決断は正しかったんだと、心から思っています。

 

「後悔してほしくない。」

辞意を伝えたときに上司に言われた言葉です。

後悔は、するかもしれません。そんなの分かりません。

でも、退職を思いとどまる理由にはならないと思いました。

やらない後悔よりはやった後悔だと思います。

自分の意志で決めたことなら頑張れるはずです。

 

わたしは、現職で得た経験を活かして、

税理士になるべく勉強を頑張っていきたいと思います。

 

「手に職をつけたい」「経理職に携わりたい」

この2つが得られたので、新卒で現職に入って良かったと思っています。

 

最後に。この言葉を読者の皆さまに捧げたいと思います。

逃げるは恥だが役に立つ

 

↓決断を後押ししてくれた本です。

 

「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました(*^^*)